『だんだら~勝手にしやがれ新撰組~』 第一部「あぁ!試衛館青春編」 第一話「嵐の予感」 観劇レポート

試衛館青春編と言うことで出稽古帰りの井上源三郎、沖田総司と、薬売りに歩いている土方歳三が世間話をするシーンから物語は始まりました。

井上の源さんはいいね!

腰の低さナンバーワンで、ああいう物腰丁寧な方がおられるとほっとしますな。

 

この時に、土方の歳さんが背負っている薬箱の再現度が素晴らしく、新選組好きさんはテンションが上がること間違いなし!

舞台上で歳さんが観客に石田散薬を直接売り歩くというファンサービスも流石!でした。

 

試衛館道場には既に主要メンバーが揃っていて、沖田総司、井上源三郎の他、永倉新八、原田佐之助、藤堂平助、山南敬助たち試衛館メンバーで、若者らしく元気いっぱいワチャワチャ状態。

 

それにしても、永倉の新八さんは1話から脱ぎまくり。エエオトコの脱ぎっぷりが大変よろしく、観賞のしがいがあるっちゅうもんです。

1話からそんなに脱がせてどうするのやら。観客へのサービスかな?

素晴らしいと思います!!

 

オリジナルキャラクターも活躍していました!

沖田総司の幼なじみの女の子・小春も一般庶民代表のような明るい雰囲気がとても好感が持てて良かったなと思います。くすくすっと笑える場面が多くて楽しかったです。

 

松平のお姫様・由布子さんは男装女子で男勝りな道場破り、歳さんにコテンパンにやられちゃったけど、この先の展開が気になるー。

 

あと、謎の和尚さん。試衛館メンバーと顔見知りで人の良さそうな笑顔を見せて一緒にワチャワチャしてるけど、裏がありそう。この和尚さんが試衛館に連れてきた斉藤一も闇を抱えてそうでっせ!

その斉藤のはじめちゃんの見目麗しいところにも注目です!

 

勿論、ワチャワチャしてばかりでは御座いません!殺陣のシーンも見所です。

近藤、土方、永倉、原田が夜盗と戦うシーンでは、大迫力の殺陣が!

近藤、土方は生まれて初めて人を斬った設定だったのですが、近藤の勇さんは敵を正面から一太刀で仕止めるし、歳さんは少しずつ追い詰めて仕止めるっちゅう個性がしっかりと分けられていましたよ!これは素晴らしい!と私は感激致した次第でございます。

 

今回、いち新選組ファンとしてニヤニヤしっぱなしのお話しでしたね。

具体的にどこがニヤニヤなのかというと…

石田散薬を売る土方歳三。

道場で議論をする若者たち。

ニラ雑炊を奪いあって食べる姿…などなど。

 

こういう場面ってアタマで想像しててもやっぱりどこか想像が追いつかないとこがありますやん?喩えそれが舞台上の虚像だとしても、こうやって生身の姿で動いてるとこを見られると、想像してた映像の補完ができる的な感じで「楽しいな」と思うのです。

 

 

オリジナルキャラクターの和尚がこれからどう絡んで、どう物語が転がっていくのか、とにもかくにもまだ1話。

これからこれから!

まだまだ目が離せないよ!!